ようやく、電子書籍化の第一弾として、「救世主にはなれなくて」の刊行にこぎつけることができました。
簡単にあらすじを言えば、少し冴えないけれどずっと救世主になりたかったおじさんと、世の中になじめない甥っ子が小旅行をする話です。
お互いが作り出す「小さな物語」を積み重ねながら旅をして、次第に心を通わせていきます。
ほとんど、自叙伝的(四分の一ぐらい?)なお話です。
たぶん、それほど刺激的ではないにしろ、誰も傷つかないと思います。小さい子から読める児童文学ですが、ぜひ、大人の方にも読んでもらいたいです。
表紙は、絵本作家のやのかつえさんです。