MENU

1月6日(日記)ある日、お酒に飲まれる日

晴れ
久しぶりに知人と飲む

お酒は人より強いと思っていたが、年のせいか急激に弱くなった気がする。
前は、酔っていながらも、自分の感情も言動も完全に制御できていたが、しだいに、以前した話を繰り返し、内容も不満や愚痴が多くなってきた。

そして、一番嫌なのは、飲み会の翌日は、だいたい「ああ、楽しかった」と思うことが多かったのに、「あんなこと言わなければよかった」、「言い過ぎたかな」、「ばかだった」と反省ばかりするようになったことである。

いつからか、お酒を飲むから、飲まれるようになっていた。同時に、ふと気づいた。その弱くなった酒癖は、生前の父親とまったく同じだということを。

遺伝?酒癖も遺伝するのか、昨日の飲み会の反省をしながら考えてしまう。ついでに「翌日反省する酒を飲むようになったらやめろ」と言われたことを。

これまで、お酒は精神を解放し、緊張を和らげ、時にはひらめきさえもたらっていたまさにスピリッツだったが、今やただの、意識の混濁と反省をもたらす代物になってしまった。

年を取ったら、酒を飲み過ぎるなと言うのは、肉体にだけではなく、精神にも悪いという意味なのが、ようやくわかってきた(遅い)。
今年から、機会を控えた機会飲酒主義者に変わろう。と、激しい二日酔いの中で、激しく決意するのでした。

飲み会で まさかの痛飲 泣き初め

仲村比呂
小説家
主に小さい子から読める物語を作っています。文学は最強です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次