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1月3日(日記)辛そうで駅伝が見れない

晴れ
近所を散歩する、お正月のせいか人気が少ない。

家に帰って箱根駅伝を見る。
周りには、結構箱根駅伝が好きな人が多い。つられて見ることが多かったが、あまり自ら進んで見たことはない。

しかし、なぜ人が箱根駅伝を見るのかわかった。つまり、お正月にはぴったりの番組だから。
だらーっとして、おせちとおとそ気分でダラダラ見るには、映画は重いし、バラエティはうるさい。それで、何となくチャンネルを変えていると、不思議と駅伝の画面で手が止まる。画面に動きがなく、サッカーのように真剣に見ていなくてもいい。とても楽だ。

駅伝好きな人が言うには、そこには「ドラマ」があるらしい。過去のいろいろなエピソードを聞いていると、たしかい面白いなと思う。箱根駅伝が高校野球で、ニューイヤー駅伝(実業団)は、プロ野球だと言う人もいた。そこで、数年にわたって、気に入った選手の成長を見守るのだ。

しかし、やはりどうしても、駅伝の番組は変えてしまう。なぜなら、必死になってタスキをつなぐという部分が辛そうだから。
たとえ、ひどいけがをしても、足を引きずりながら何とか次のランナーに渡すという部分に、感動するのもわかるが、どうしても自分としては、嫌だなあと思ってしまう。自分だったらとっとと棄権したい。大げさに言うと、どこか、この国の過労死の問題と繋がっている気がしてしまう。

駅伝というのは数あるスポーツの中で、実は、究極のチームプレイ競技のような気がする。野球、バレーを始め、けが人が、途中で交代できないチーム競技って、他にあるだろうか。

こういうことを言うと、駅伝好きからは「わかっていない」と、必ずフルボッコにされるが、辛そうなのは変わりない。

こうした思いがあって、今年も、とうとう最後まで箱根駅伝は見ることはできなかった。もし、今後ルール改正があって、けが人とかが簡単に交代できるになれば、最後まで見るかもしれない。それは、いったいいつの日だろうか。

3日にて 終わる正月 さびしくて

仲村比呂
小説家
主に小さい子から読める物語を作っています。文学は最強です。

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