晴れ 時々小雨
このところ、ずっとテレビを離れて、YouTubeとかNetflixばかり見ていたが、さすがに見飽きて、ふとテレビの番組の方を見た。しかし、民放はCMばかりだし、うるさいし、興味がある番組が少ない。
そこで、仕方なくNHK BSに変えた。たまたま、保護犬や保護猫を引き取る家族のドキュメンタリーをやっていた。しばらく、何となく見ていたが、それがとても面白かった。YouTubeのチャンネルにも、保護犬や保護猫を引き取る動画はあるが、だんだん飼い主になれていくといった、あくまで感情面をなぞったものがほとんどである。
このNHKの番組の方は、動物の仕草や反応に対して、専門家のナレーションが入ってうまく説明してくれた。例えば、リールを引っ張るのは、こういうのが原因で、どうしたらいいのかと。
そこが、ただ写すだけのYouTubeの動画との決定的な違いだった。視聴者の興味、疑問にちゃんと応える作りになっている。
少し前まで、テレビは完全にオワコンで、YouTubeがテレビを超えるとも言われていたが、改めてテレビ(NHK)の底力に驚いた。
番組表を見ると、面白そうな番組がたくさんある。美術、歴史、音楽、海外のニュースもある。そして、再びYouTubeを見たら、つい一週間前まで、「やっぱりお正月はYouTube三昧だな」と思いこんでいた自分が信じられなくなった。
これは、勝手な推測だが、テレビ制作側も、YouTubeの隆盛を意識して、何が受けているのか研究して、いいところを取り入れ、地道にブラッシュアップさせてきたのだろう。
もちろん、このままYouTubeは滅びるとは思わないが、お金と人と時間をかけたコンテンツというのは、やはりひと味もふた味も違うなという気がする。
作品の出来がいい、悪いは別として、やはりその三つを豊富に注ぎ込んだものというのは、NHKの番組に限らず見る価値がある。
○○党などからの批判もあるが、これからは、少しYouTubeを控えて、NHK BSを見ようと、ごろ寝正月を送りながら思ったのでした(別に、NHKの関係者ではありません)。
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