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11月19日(日記)「呑みながら散歩」の是非

晴れ
秋うらら

これは、以前にやっていたブログでの記事なんですが、ある日、「呑みながらの散歩が大好き」と書いたところ、結構な数の意見をもらったことがあります。

「おれも好き」、「アメリカでは捕まるぞ」とか、「日本ならではの文化」とか、「公園ならまあオッケー」、「アルコール依存症だから病院に行った方がいい」、「お花見には欠かせない」、「公共の場は法律で禁じて欲しい」、「職質されるぞ」などなど。

どっちかというと、圧倒的に「非」の方が多かったかもしれません。
基本的に、あまり、飲み会があまり好きじゃない一人呑み愛好者の自分としては、たいへん心に突き刺さる意見でした。

近しい人に聞くと、アルコールだけではなく、お茶や水などを、歩きながら飲めるのがすごい。ある意味特技だと、変なところに褒められるばかりですが・・・。

自分としては、特に今の時期のような、すばらしい秋の日に、公園や町の中を歩きながらお酒を飲むのが、あまりにも楽しいので、どうしてみんなやらないのかと不思議に思うぐらいです(やっているのかな)。さらに、歩きながらいいアイデが浮かんだり俳句ができれば、もう言うことなし。

お酒の嗜み方については、ネットで検索するだけでもたくさん出てきます。まさに、お酒に礼を尽くして、襟を正して飲むのがまっとうだと。

確かに、日本酒だったら、和服に着替えて酒の肴とおしゃれな徳利をお盆に並べて、上品に杯を重ねたり、おしゃれなバーのカウンターで、アエラ産のスコッチウイスキーでもロックグラスで飲むのが正当なスタイルだとは思います・・・が。

平和な休日の昼下がり、紅葉した街路樹の並木道を歩きながら、繁華街を行く楽しげな人たちを観ながら歩いていると、つい楽しい牧歌的な気持ちになって、ふと気づけば目に入ったコンビニで、安いビールや、名もないハイボールを買って、いつもまにか飲みながら歩いています。しかし、その楽しさといったら・・・。

もちろん、たまに町中にいるような、一人暴言を吐きながら歩く人や、人と通り過ぎるだけで、じっとにらみつけるような、酔っ払いにはならないようには極力気を付けています。無闇に人にも話しかけもしません。

さらに、一応、白いレジ袋でお酒だとわからないよう、絶対に他人には迷惑をかけないで飲むようにしています。

と、ここまで書いてきて、弁解がましいことをいくら並べても、絶対に多くの人の賛同は得られないよな。と思い始めたので、筆を置くことにします。

まあ、いくら怒られても辞めないけどね・・・。
それどころか、いつか「酒場放浪記」(テレビですが)に対抗して、「呑みながら散歩記」って本でも出してやろうっと。

短日に 酒瓶片手に 秋味わい

仲村比呂
小説家
主に小さい子から読める物語を作っています。文学は最強です。

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