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11月8日(日記)一カ所の印象を限りなく深める

晴れ

今まで、初詣ぐらいでしか行っていなかった熱田神宮によく行くようになった。
別に急に信心深くなったわけでも、願い事があるわけでもなく、ただ、気持ちがいいからだと思う。

冬の初詣の華やいだ印象しかなかったが、他の季節に訪れてみると、それこそ一ヶ月単位で、その印象が少しずつ変化がわっていくことに気づく。その変化がとにかく面白い。それは、俳句や短歌をやりだしたせいかもしれない。

よく、別荘を買う人へのアドバイスで、「春夏秋冬、それぞれ最低一回は行ってみてから、考えた方がいいですよ」というのがあるが、まさに、それぞれの季節に行ってみないとわからないことがたくさんある。

気に入った一カ所の印象を限りなく深めること。どこまで深く感じ取れるか、さらに、そこに小さな変化を読み取って、「もののあわれや」、「わび、さびみ」をどれだけ豊かに感じ取れるか。
それは、暮らしも、人に対しても同じだなあと、深まる紅葉を見ながら思う。

しかし、こういったふらっとした散策で神社を訪れる場合、いったいどれぐらいのお賽銭を捧げればいいのだろう?
そもそも、いるのかな、いらないのかな。その都度ちゃんとお参りした方がいいのか、しなくていいのかな。
毎回考えてしまう。

空見上げ 想いに似た 雲探す

仲村比呂
小説家
主に小さい子から読める物語を作っています。文学は最強です。

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